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執筆者の写真Yuma yamamoku

letter from nature -アオバズクとのこれまで編

初めて鳴き声を聞いたのは5年前。

5月末頃、庭から「ホッホー、ホッホー」と鳴き声が聞こえる。


「ん? なんだろ?」とすぐに録音をして、

父に連絡したら「アオバズクってフクロウだよー」と教えてもらいました。


隣にいた瞳と目を合わせて、

「えっ。野生のフクロウっているんだね。」と会話をしたのを覚えています。笑


ちなみにこの年は鳴き声だけで、姿も見つけられずでした。


青葉が茂る頃にやってくるという事からアオバズクという名前になったみたいです。

体長は約30㎝。 小型のフクロウです。


夏にかけて日本で子育てをして、終わると東南アジアへ渡っていきます。



翌年2020年。


やっぱり5月になると、あの鳴き声がします。


鳴き声を聞いた日を記録したり、夜中に庭から飛んでいく姿を確認したり。

そうして観察を重ねていたら、営巣している木を見つける事ができました。


これが初めてアオバズクを発見して、携帯で撮影した写真です。

(左下がひな。たまたま巣立った直後だった。)


そこから毎年、この季節を楽しみにして観察を続けてきました。





2021年 ひな4羽



2022年 ひな2羽


ひなの巣立ちを見届けることが、毎年の楽しみになりました。




ところが去年。


営巣していた木が、空洞化がかなり進んでいて倒木の恐れがあると診断されて、伐採が決定。

この時はかなり落ち込みました...


アオバズクは樹洞を巣にするので、自ら巣材を運んで巣を作ることはできません。


最近では、大きなうろのある古木は伐採されてしまうことも多く、

アオバズクも繁殖しづらくなっているようで。



そこで、手作りの巣箱の設置に挑戦することにしました。



2023 初めての巣箱作り


巣箱の中は、ピートモスと落ち葉、けやきの木屑を少し敷いて、

伐採された木の隣にあった高い木に、取り付けてみました。




去年の観察メモ





そして、初めての巣箱は大成功。


無事に子育てをしてくれて、2羽のひなが巣立ちました。




かなり嬉しかったです。



次回、巣箱アップデート編 に続きます。






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